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猫の便秘対策キャットフードおすすめランキング【ペットフードアドバイザー監修】

など、愛猫の便秘症状で悩んでいる飼い主さんも多いのでは?

ペットフードアドバイザー吉本

今回は猫の便秘についての基礎知識と、便秘対策に使えるキャットフードの選び方について解説していきます。

猫の便秘の主な原因

猫の便秘の主な原因は、「ストレス」「運動不足」「加齢」「水分不足」「毛玉詰まり」「繊維質の過剰摂取」などです。

このうちストレスと運動不足以外は食事の工夫で改善できる可能性があります。

猫のストレスによる便秘

猫の便秘は、環境の変化や騒音などストレスを感じた場合に起きる場合もあります。

これは、ストレスによる自律神経の乱れにより腸の動きが鈍くなり、便を排出できなくなってしまうからです。腸に長く留まるほど水分が吸収され便が固くなってしまい、便秘になるのです。

また、トイレが汚れていたり、砂や形状が気に入らないなどで排泄を我慢してしまう場合があるので、便秘改善にはトイレの環境も大切です。

猫の運動不足による便秘

運動不足の猫は太りやすいというのはわかりますが、太っている猫が便秘になりやすいということもあります。

これは、運動不足により内臓の働きも弱くなること、内臓脂肪により便の通りが悪くなることが考えられます。

また、体重を支える脚の踏ん張りがきかなくなるといったこともあります。

便秘を防ぐには体重管理もする必要があります。

猫の加齢による便秘

老猫は腸の蠕(ぜん)動運動が鈍くなることや、水分やご飯の量も減るので排便しにくくなります。歯が悪くなったり噛む力が衰えたりして丸のみしてしまうこともあります。食べやすく消化に良いフードを選ぶようにしましょう。

水分不足による便秘

飼い猫の場合、ドライフードを主食としていることが多いと思いますが、あまり水を飲まない猫だと、水分不足によって便が固くなってしまうことがあります。

水をあまり飲まない猫にはウエットフードや水分補給用フードで補ってあげましょう。

毛玉詰まりによる便秘

毛づくろいによって飲み込んでしまった毛玉が原因で便秘になることもあります。特に長毛種は日ごろからブラッシングしたり、専用フードで排出できるようにケアしてあげましょう。

繊維質の過剰摂取による便秘

人間でも食物繊維は便秘によいというのはよく聞く話ですが、キャットフードに入っている繊維の質や量にも気をつけましょう。

食餅繊維たっぷりのフードを与えているつもりでもなぜ便秘になるんだろう?という場合は、多すぎて逆に便秘になってしまっていることも考えられます。

猫の便秘が疑われる行動や症状

こんな症状が現れたら便秘を疑ってください。

  • 小さくてコロコロとした硬い便が出る
  • 3日以上、便が出ていない
  • 何度もトイレに行く
  • 排便をしている時に苦しそうに鳴く
  • 猫の下腹部が固い
  • 食欲がない
  • 吐く

これらの症状には他の病気の可能性もありますので、改善されないような場合には獣医師の診断を受けてください。

目次

便秘猫におすすめキャットフードの選び方

ペットフードアドバイザー吉本

便秘対策に使えるキャットフードを選ぶ際のポイントを紹介します。

主原料が「動物性たんぱく質」のフード

主原料は、猫が消化しやすい肉や魚といった動物性たんぱく質でできたフードを選びましょう。

キャットフードのパッケージに書かれた原材料の順番に多く含まれているものですので、購入の際に確認してみてください。

逆に消化しにくい植物性の原材料が先にきているフードは要注意です。

肉以外が先にきている例

食物繊維の量と質に注意して選ぶ

食物繊維はバランスよく配合されていれば、便秘対策になりますが、食物繊維の種類により性質が異なります。

食物繊維には、「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。

水溶性の食物繊維は、便をやわらかくして排便を助ける働きがあり、不溶性の食物繊維は水分を吸収することで便の量が増える特徴があります。なので、便が固くて排泄しにくいような場合は水溶性の食物繊維を選ぶとよいでしょう。

果物やイモ類には水溶性食物繊維が多く含まれ、野菜や豆類には不溶性食物繊維が多く含まれます。原材料表で確認してみてください。

グランツ
イモや果物には水溶性植物繊維が多く含まれている「グランツ」

脂質の摂取で排出を促す

硬い便を出しやすくする脂質の目安は15~20%です。

キャットフードには肉や魚の脂肪分や植物油といった脂質が含まれています。

脂質は固くなって腸内に留まっている便の滑りをよくして排出を促す作用があります。

脂質を取りすぎると逆に下痢になってしまう場合もあるので、15~20%を目安と考えてください。

腸内環境をサポートする成分が入っている

最近よく見かける乳酸菌やビフィズス菌などの腸内環境サポート成分が入ったキャットフードも便秘気味の猫には役立ちます。乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きのあるオリゴ糖が入ったフードも効果的です。

ウェットフードで水分不足を補う

ドライフードをメインに食べている猫は水分を十分に摂る必要があります。水分不足だと便が固くなってしまう可能性もあり、消化器官にも負担をかけてしまうからです。

しかし、猫に水を飲むように促してもなかなか飲んでくれない場合もあります。

そんな時はウエットフードを使いましょう。

より水分を取りやすいスープタイプやピューレタイプのパウチも販売されており、水分不足だと感じる猫に使いやすくなっています。

ウェットタイプのフードを与える場合に気を付けることは、栄養不足という点です。
総合栄養食という記載があれば問題ありませんが、そうでないタイプの場合はドライフードとの併用やおやつとして与えるようにしましょう。

便秘の猫におすすめキャットフード<ドライ>

ペットフードアドバイザー吉本

私がおすすめする便秘対策フードをランキング形式でご紹介します。

№1 ブラバンソンヌ 消化器サポート キャットフード

商品名ブラバンソンヌ 消化器サポートキャットフード
種類準療法食
主原料魚(サーモン タラ カレイ)
原産国ベルギー
対象年齢成猫
粒の大きさ普通
エネルギー428Kcal/100g
価格3190円(Amazon)
内容量1㎏
コスパ良い
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

ブラバンソンヌ 消化器サポート キャットフードの特長

天然由来のオリゴ糖が腸内細菌のバランスを調整。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく配合することにより、健康的な便通もサポートします。

№2 ヒルズ サイエンス・ダイエット 腸の健康サポートプラス

サイエンスダイエットお腹弱い
商品名ヒルズ 腸の健康サポートプラス
種類総合栄養食
主原料コーングルテン、トリ肉(チキン、ターキー)
原産国チェコ
対象年齢1歳以上の成猫・高齢猫用
粒の大きさ
エネルギー390Kcal/100g
価格3053円(Amazon)
内容量3㎏
コスパ良い
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

ヒルズ 腸の健康サポートプラスの特長

お腹の弱い猫のため、良質で消化に良い自然素材を小さな食べやすい粒にしています。
ヒルズのテクノロジーが健康な便通をサポートします。

№3 ベッツワンベテリナリー 猫用 消化器ケア 可溶性繊維

vetsone
商品名ベッツワンベテリナリー 猫用 消化器ケア 可溶性繊維 チキン
種類療法食
主原料鶏肉
原産国タイ
対象年齢成猫
粒の大きさ普通
エネルギー381kcal/100g
価格5104円(Amazon)
内容量2㎏
コスパ高い
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

ベッツワンベテリナリー 猫用 消化器ケア 可溶性繊維の特長

猫の便秘に配慮し、可溶性食物繊維(サイリウム、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖)を豊富に配合しています。

№4 ロイヤルカナン猫用 消化器サポート(可溶性繊維)

商品名ロイヤルカナン猫用 消化器サポート(可溶性繊維)
種類療法食
主原料肉類(鶏・七面鳥)
原産国フランス
対象年齢成猫
粒の大きさ
エネルギー367Kcal/100g
価格1692円(Amazon)
内容量500g
コスパやや高い
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

ロイヤルカナン消化器サポート(可溶性繊維)特長

猫用 消化器サポート(可溶性繊維)は、便秘の猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。この食事は、高消化性の原材料を使用し、可溶性食物繊維の含有量を調整しています。

№5 Nutro ナチュラル チョイス 室内猫用 アダルト チキン

商品名Nutro ナチュラル チョイス 室内猫用 アダルト チキン
種類総合栄養食
主原料鶏肉
原産国アメリカ合衆国
対象年齢成猫
粒の大きさ普通
エネルギー365kcal/100g
価格3818円(Amazon)
内容量2㎏
コスパやや高い
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

Nutro ナチュラル チョイス 室内猫用 アダルト チキンの特長

オーツ麦繊維やビートパルプに含まれるプレバイオティクスが腸内の善玉菌を増やすことにより、腸内環境の健康をサポートします。

便秘の猫におすすめキャットフード<ウエット>

ペットフードアドバイザー吉本

水をあまり飲めない猫ちゃんにはウェットフードで補ってください。

№1 チャオ (CIAO) すごい乳酸菌だしスープ まぐろ ほたて貝柱・ささみ入り

商品名チャオ (CIAO) すごい乳酸菌だしスープ まぐろ ほたて貝柱・ささみ入り
種類スープタイプ
主原料鶏肉(ささみ)、まぐろ、ほたて貝柱
原産国日本
対象年齢全年齢
エネルギー約15kcal/袋
価格1341円(16個セット)Amazon
内容量40g
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

チャオ (CIAO) すごい乳酸菌だしスープ の特長

とろりとしたスープで美味しく水分補給。乳酸菌1000億個配合で、猫ちゃんの健康を維持し、お腹の調子を保つのに役立ちます。総合栄養食と一緒に、または、おやつとして与えてください。

№2 ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 腸内バイオーム チキン&野菜入りシチュー

商品名ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 腸内バイオーム チキン&野菜入りシチュー
種類特別療法食
主原料チキン、ポーク
原産国アメリカ
対象年齢成猫
エネルギー67kcal/缶
価格2849円(6個セット)Amazon
内容量82g
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

プリスクリプション・ダイエットの特長

アクティブバイオーム+テクノロジー*によりマイクロバイオーム(腸内細菌叢)を育み活性化し、健康的で規則的な排便と健やかな消化器をサポートします。

№3 MediMousse メディムース猫用胃腸サポート

商品名MediMousse メディムース猫用胃腸サポート
種類機能性栄養補助食
主原料肉類(鶏ササミ、鶏肉、カンガルー)
原産国日本
対象年齢子猫〜シニア
エネルギー49kcal/個
価格460円(Amazon)
内容量82g
*原産国、価格については変更になる場合がありますので、購入の際にご確認ください。

メディムース猫用胃腸サポートの特長

オリゴ糖とラクトフェリン配合で、腸内の環境を整え、健康的な便通をサポートするウェットフードです。総合栄養食と併せて与えるようにしてください。

便秘の猫におすすめキャットフード【まとめ】

猫の便秘症状はよくあることなのですが、早めに飼い主さんが気づくことが重要で、対策も講じやすくなります。排便の様子や便の状態をよく観察しましょう。

日ごろから食事に気を付けること、水分補給、運動や体のケアなど、どれも便秘を回避するのには有効な対策と言えます。

また、猫にとって少しでもストレスのない環境を心がけてください。

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この記事を書いた人

吉本順一(ペットフードアドバイザー1級取得)

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