糖尿病の猫に何を食べさせればいい?おすすめキャットフード10選
人間の間でも多い糖尿病ですが、猫の間でも糖尿病が増えています。
もし飼い猫が糖尿病になってしまったら、猫の餌を見直す必要がありますよね。
では具体的に、糖尿病の猫にはどんなフードが必要なのかというと、いまいちよく分からない飼い主さんがほとんどです。
そこで、糖尿病の猫ちゃんのために、キャットフードを選ぶポイントや注意点をまとめてみました。
糖尿病の猫に与えるフードの選び方
猫が糖尿病と診断された場合は、獣医さんに「療法食」を処方してもらうのが、一番良い方法です。
そうは言っても猫の場合、療法食を好んで食べてくれない場合が多いです。
そのため、自分で市販のフードを選ぶ場合の、いくつか押さえておきたいポイントを解説します。
高たんぱく・低炭水化物の原材料を使用
糖尿病に罹ってしまうと、体に栄養を摂りこむ機能が低下するため、体重が減ってしまう場合が多いです。
そのため、できるだけ「高たんぱく」「低炭水化物」といったフードを選ぶことが大切です。
但し高たんぱくのフードだと腎臓に不安がかかるため、腎臓が弱い猫ちゃんには使えないので、注意が必要です。
グレインフリー・低炭水化物のフード
米・小麦・トウモロコシなどの穀物類は、本来肉食動物の猫には消化しづらい原料です。
そのためアレルギー反応を起こすこともあります。
糖尿病の猫ちゃんがしっかり栄養を取るには「穀物不使用」と書かれている、グレインフリーのフードがおすすめです。
また、グレインフリーと謳っていても、芋類などの炭水化物が含まれている場合もあります。
そのため、原材料をよく確認してからフードを選ぶのがおすすめです。
食物繊維が豊富なフード
食物繊維には、糖の吸収を緩やかにして、血糖値の急激な上昇を防いでくれる働きがあります。
そのため、食物繊維が豊富なフードを選ぶのもおすすめです。
糖尿病の猫におすすめ!療法食のキャットフード5選
ロイヤルカナン 糖コントロール(ドライ)
種類 | 療法食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、タピオカなど |
カロリー | 100gあたり381kcal |
原産国 | 韓国 |
ロイヤルカナン 糖コントロール(ドライ)の成分詳細
たんぱく質 | 44.0 %以上 |
脂質 | 10.0 %以上 |
粗繊維 | 5.6 %以下 |
灰分 | 7.3 %以下 |
水分 | 6.5 %以下 |
食物繊維 | 11.5 % |
ビタミンA (1kg中) | 26,000 IU/kg |
ビタミンD(1kg中) | 3 900 IU/kg |
ビタミンE (1kg中) | 510 mg/kg |
大麦やサイリウムなどを配合することで、血糖の安定に配慮しています。
また鶏、七面鳥、ダック、大豆たんぱくなどを配合することで高たんぱくなフードになっています。炭水化物の配合量も低く調整しているので、猫の体の負担も軽減してくれます。
ロイヤルカナン 糖コントロール(ウェットパウチ)
種類 | 療法食 |
形状 | ウェットフード |
主原料 | 肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、タピオカなど |
カロリー | 100gあたり381kcal |
原産国 | 韓国 |
ロイヤルカナン 糖コントロール(ウェット)の成分詳細
たんぱく質 | 44.0 %以上 |
脂質 | 10.0 %以上 |
粗繊維 | 5.6 %以下 |
灰分 | 7.3 %以下 |
水分 | 6.5 %以下 |
食物繊維 | 11.5 % |
ビタミンA (1kg中) | 26,000 IU/kg |
ビタミンD(1kg中) | 3 900 IU/kg |
ビタミンE (1kg中) | 510 mg/kg |
大麦やサイリウムなどを配合することで、血糖の安定に配慮しています。
また鶏、七面鳥、ダック、大豆たんぱくなどを配合することで高たんぱくなフードになっています。炭水化物の配合量も低く調整しているので、猫の体の負担も軽減してくれます。
アニモンダ インテグラ プロテクト 糖尿ケア ドライフード
種類 | 療法食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 鳥タンパク(乾燥)、コーン、コーングルテン、獣脂ミール、ライス、鳥レバーなど |
カロリー | 100gあたり403kcal |
原産国 | ドイツ |
アニモンダ 糖尿ケア(ドライ)の成分詳細
たんぱく質 | 40% |
脂質 | 15% |
粗繊維 | 2% |
灰分 | 6 % |
水分 | 6.% |
スターチ | 24 % |
糖分 | 2% |
糖尿病の猫のために特別に開発したドライフードです。
高たんぱくなレシピで、食事後の血糖値の上昇を緩やかにします。
グルテンフリーを採用していて、安心して与えられるフードです。
アニモンダ インテグラ プロテクト 糖尿ケア サーモン
種類 | 療法食 |
形状 | ウェットフード |
主原料 | 鳥タンパク(乾燥)、コーン、コーングルテン、獣脂ミール、ライス、鳥レバーなど |
カロリー | 100gあたり95kcal |
原産国 | ドイツ |
アニモンダ 糖尿ケア サーモンの成分詳細
たんぱく質 | 11% |
脂質 | 5% |
粗繊維 | 0.3% |
灰分 | 1.6 % |
水分 | 81% |
デンプン | 0.1 % |
全糖分 | n.d |
タウリン | 0.6g |
糖尿病疾患を持つ猫のため作られたINTEGRA®PROTECT糖尿ケアのウェットタイプです。
野菜や穀物など、本来猫には必要がない原材料を使わず、お肉のみを採用。グレインフリーで高たんぱくなフードです。
糖尿ケアとは別に、ストルバイトとシュウ酸カルシウム結石の形成も防いでくれます。
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 猫用 m/d エムディー ドライ
種類 | 療法食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | コーングルテン、トリ肉(チキン、ターキー)など |
カロリー | 100gあたり395kcal |
原産国 | アメリカ |
ヒルズ 糖尿病管理(ドライ)の成分詳細
たんぱく質 | 50.7% |
脂質 | 20.3% |
炭水化物(NFE) | 19% |
粗繊維 | 3.6% |
カルシウム | 0.87% |
デンプン | 0.1 % |
リン | 0.77% |
カリウム | 0.84% |
ナトリウム | 0.29% |
マグネシウム | 0.091% |
アルギニン | 3.01% |
タウリン | 0.32% |
ビタミンC | 115ppm |
ビタミンE | 637 IU/kg |
オメガ‐3脂肪酸 | 0.3% |
オメガ‐6脂肪酸 | 3.55% |
カルニチン | 614.1 ppm |
糖尿病と体重管理のサポートに特化した療養食です。
脂肪を燃焼させエネルギーにする高レベルのL-カルニチンを配合。
低炭水化物・高たんぱく質にすることで、血糖値を管理し、糖尿に配慮しながら栄養価も高いフードになっています。
糖尿病対策にもおすすめ!市販のキャットフード5選
療養食がどうしても受け付けない猫ちゃんも中にはいます。
そこで市販のフードの中でも、おすすめのキャットフードを選んでみました。
種類 | 総合栄養食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 白身魚65%、タピオカ、ジャガイモなど |
カロリー | 100gあたり379kcal |
原産国 | イギリス |
モグニャンの成分詳細
たんぱく質 | 27%以上 |
脂質 | 11%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 |
灰分 | 9.5%以下 |
水分 | 5%以下 |
NFE | 41% |
オメガ3脂肪酸 | 2.5% |
オメガ6脂肪酸 | 1.3% |
リン | 1.1% |
カルシウム | 1.3% |
白身魚を63%使用した、お魚好きの猫におすすめの高たんぱくなキャットフードです。
穀物類を一切使用していないグレンインフリーで、消化にも良いです。
ペット先進国イギリスの厳しい基準をクリアした工場で生産された、安心できるフードです。
種類 | 総合栄養食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | 生サーモン、乾燥サーモン、ニシン、マスなど |
カロリー | 100gあたり379kcal |
原産国 | イギリス |
カナガン サーモンの成分詳細
たんぱく質 | 34%以上 |
脂質 | 14.8%以上 |
粗繊維 | 3.25%以下 |
灰分 | 10.2%以下 |
水分 | 8%以下 |
オメガ3脂肪酸 | 0.8% |
オメガ6脂肪酸 | 3.1% |
リン | 1% |
カルシウム | 1.4% |
サーモンやマスなど、お魚を78%も贅沢に使用したキャットフードです。
特にサーモンやマスは、ヒューマングレードの生サーモン・生マスを使っています。
もちろんグレインフリーで高たんぱくなので、糖尿などの対策にもピッタリなフードです。
種類 | 総合栄養食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン生肉、乾燥チキンなど |
カロリー | 100gあたり376kcal |
原産国 | イギリス |
カナガン チキンの成分詳細
たんぱく質 | 29%以上 |
脂質 | 15%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 |
灰分 | 11.25%以下 |
水分 | 9%以下 |
オメガ3脂肪酸 | 2.8% |
オメガ6脂肪酸 | 0.9% |
リン | 1.86% |
成分の50%以上にチキンを使用している、お肉たっぷりのキャットフードです。
お肉以外にも、野菜やハーブを使って栄養バランスも考えられています。
猫の体への負担を考慮し、穀物不使用になっています。
種類 | 総合栄養食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン生肉、乾燥チキンなど |
カロリー | 100gあたり376kcal |
原産国 | イギリス |
ジャガーキャットフードの成分詳細
たんぱく質 | 29%以上 |
脂質 | 15%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 |
灰分 | 11.25%以下 |
水分 | 9%以下 |
オメガ3脂肪酸 | 2.8% |
オメガ6脂肪酸 | 0.9% |
リン | 1.86% |
チキン・鴨・サーモン・マスなどの動物性原料を80%使用しているので、高たんぱくで満足感が高いフードです。
原材料はすべてヒューマングレードのものを使用。
香料や着色料などを一切使用しておらず、自然な味わいが人気です。
種類 | 総合栄養食 |
形状 | ドライフード |
主原料 | チキン生肉、乾燥チキンなど |
カロリー | 100gあたり376kcal |
原産国 | フランス |
グランツの成分詳細
たんぱく質 | 29%以上 |
脂質 | 15%以上 |
粗繊維 | 5.25%以下 |
灰分 | 11.25%以下 |
水分 | 9%以下 |
オメガ3脂肪酸 | 2.8% |
オメガ6脂肪酸 | 0.9% |
リン | 1.86% |
人工添加物を一切使用しておらず、お肉やサーモンを70%以上とふんだんに使用した、高たんぱくで低糖質なキャットフードです。
人工保存料を使っていない代わりに、1袋500gずつ小分けに入っているので、いつでも新鮮なうちに食べきることができます。
お腹の調子を整えてくれるプレバイオティクスや、尿路ケアができる2つのベリーも配合しています。
糖尿病の猫におすすめのキャットフードまとめ
糖尿対策におすすめのフードをご紹介しました。
糖尿病と診断された場合は、獣医さんとよく相談してから決めることが大切です。
自己判断で手作りしたり、食事量を減らしたり、治療をしない選択をする方もいますが、まずは獣医さんに相談してから決めることをおすすめします。