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避妊・去勢後の猫におすすめのキャットフード5選【ペットフードアドバイザー監修】

ペットフードアドバイザーの吉本からひと言
避妊・去勢した猫は手術でストレスやダメージを感じている場合も多く、その後もホルモンバランスの崩れから太り気味だったり、運動が苦手になったりと様々な体調変化が見られますので、見守りと食事でのケアが必要になります。

このページでは、避妊・去勢手術後の猫には、どのようなフードがよいのかランキング形式でご紹介していきます。

また、キャットフードの選び方についても解説していきます。

目次

避妊・去勢後のキャットフードおすすめBEST5

商品名避妊・去勢猫におすすめな点
ハッピーキャット 
ステアライズド
HAPPYCAT
高タンパク低カロリーの実現にために脂肪分が少ないハラミやポルトリープロテインを使用、また、尿のpHコントロールが可能な成分を含んでいるので、オス猫の尿路結石疾患に配慮された商品です。
カロリーを抑えながら食物繊維で満腹感があり、猫の満足感も得られ設計になっています。
公式サイトはコチラ
カナガン 平飼いチキン
カナガンチキン
避妊・去勢でダメージやストレスを感じた猫の体にヒューマングレードの良質素材を使ったフードが優しくケアしてくれます。
また、猫が満足感を得るために固さや大きさにこだわった成形となっています。よく噛んで食べることでは早食いや食べ過ぎを避けることができます。
公式サイトはコチラ
ロイヤルカナン
ステアライズド 避妊・去勢 成猫用

ロイヤルカナン避妊去勢
食物繊維の独自バランス配合により、猫が食後の満足感を得られるように設計されています。また、マグネシウム等のミネラルを調整し、ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石の対策をしています。
購入はコチラ
グランツ
グランツ
肉と魚が78.1%使用!良質なたんぱく質が摂取できます。
高タンパク低糖質。
マグネシウムは0.08%以下に抑えています。
尿路ケアに2種のベリー配合。
公式サイトはコチラ
モグニャン
モグニャン
高タンパク低カロリー素材である白身魚をメインとしたフードで、猫が消化しにくいとされる穀物は使われていません。避妊・去勢で太り気味な猫さんが美味しく食べて体重管理できるダイエットフードにも。
公式サイトはコチラ

避妊・去勢後のキャットフードおすすめの詳細

ハッピーキャット ステアライズド

ハッピーキャット基本情報

商品名HAPPY CAT(ハッピーキャット)ステアライズド
種類コンプリートフード
(総合栄養食と同じ)
販売会社ワールドプレミアム株式会社 
主原料ポルトリープロテイン、ラムプロテイン
原産国ドイツ
対象年齢成猫用
粒の大きさ中粒 
エネルギー349kcal/100g
価格50g 330円(税込)
300g 1,331円(税込)
1.3kg 4,356円(税込)
4kg 9,317円(税込)
 【定期購入】300g 1,331円(税込)
 【定期購入】1.3kg 4,356円(税込)
 【定期購入】 4kg 9,317円(税込)
公式サイトより
内容量50g 300g 1.3㎏ 4㎏
*価格や内容は変わることがあります。購入の際には最新の情報をご確認ください。

購入は公式サイトから

カナガン FREE LANCE CHICKEN

カナガンチキン

カナガン基本情報

商品名カナガンキャットフード チキン
種類主食
販売会社株式会社レティシアン
主原料チキン
原産国イギリス
対象年齢オールステージ
粒の大きさ小粒
エネルギー405kcal(100gあたり)
価格通常価格 4,708円
定期価格 4,237円
内容量1.5kg
賞味期限製造日から18ヶ月(パッケージに記載)
※商品をお届けする時点での賞味期限の長さは出荷状況によって異なります。

購入は公式サイトから

ロイヤルカナン

ロイヤルカナン基本情報

商品名ロイヤルカナン避妊・去勢成猫用
種類総合栄養食
販売会社ロイヤルカナン
主原料肉類(鶏、七面鳥)
原産国フランス
対象年齢避妊・去勢した成猫
粒の大きさ中粒
エネルギー363kcal/100g
価格5009円(税込み)
内容量2kg
コスパ大手通販会社で安く購入できる可能性あり

グランツ

グランツ

グランツ基本情報

商品名グランツキャットフード<チキン&サーモン>
種類総合栄養食
販売会社GRANDS株式会社
主原料チキン、サーモン(7割)
原産国フランス
対象年齢成猫(1歳以上)
粒の大きさ小さめ
エネルギー358kcal/100g
価格公式サイト定期
【初回お試し価格】1,000円(500g+50g×2)
【2回目】4,800円
【3回目】4,800円
内容量1袋500g
*価格は変わることがあります。購入の際にご確認ください。

購入はコチラから

モグニャン

モグニャン

モグニャンの基本情報

商品名モグニャンキャットフード
種類FEDIAFのガイドラインに準拠して生産されたフード
販売会社株式会社レティシアン
主原料白身魚
原産国イギリス
対象年齢全ての年齢に対応
粒の大きさ直径約8ミリ(小粒)
エネルギー(100gあたり)379kcal
価格4,708円
内容量1.5kg
コスパ156円(1日)
※定価4,708円を30日で割った場合で計算

購入は公式サイトから

避妊・去勢後のおすすめキャットフードを比較

避妊・去勢後の猫に人気のあるキャットフードの熱量・たんぱく質・尿路ケアについて比較してみました。

商品名代謝エネルギーたんぱく質尿路ケアなど
モグニャン
モグニャン
379kcal27%以上クランべりーを使用
尿pHを酸性にする働きの動物性素材が豊富
グランツ
グランツ
358kcal32%マグネシウム含有量を、従来に比べて0.03%低い0.06%に調整
クランベリーやブルーベリーを配合
ハッピーキャット
ステアライズド
HAPPYCAT
349kcal37 %「ストルバイト(尿石ケア) ドライ」という専用フードあり
ねこ元気
避妊・去勢した猫の体重ケア

ねこ元気避妊
350kcal32.0%以上
サイエンスダイエット
避妊 去勢後~6歳

336kcal40%マグネシウムの量を調整し、適切な栄養バランスで、ストルバイト尿石に配慮
ロイヤルカナン
ステアライズド

ロイヤルカナン避妊去勢
363kcal35.0 %以上適切なミネラルバランスを調整し、泌尿器の健康をサポート
ステアライズドは中高齢や高齢用もあり
ニュートロ
ナチュラル チョイス™ 避妊・去勢猫用 アダルト 白身魚 

ニュートロ避妊去勢
370kcal33.0% 以上
犬猫生活キャットフード
373kcal30%以上
ピュリナワン
ピュリナ ワン 避妊・去勢した猫の体重ケア
チキン

ピューリナワン
340kcal37%以上ミネラルバランスの調整により尿pHを弱酸性にコントロール。尿路結石を形成されにくくすることで、下部尿路の健康維持をサポート。
*ベリー類については尿路ケアのサポートに役立つとの説もあり記載しました。

猫は避妊・去勢手術をすると太りやすくなったり、尿路結石ができやすくなるなど身体に変化が現れることがあります。そのために避妊・去勢手術前と後では食事についても気を付けてあげる必要があります。

太りやすい猫のキャットフード選びで「高タンパク低カロリーがよい」という言葉を聞きますが、実はそうとも限らいないのでそのお話を次でします。

避妊・去勢後のキャットフードで重要視される点

避妊・去勢後に与えたいキャットフード

・動物性のたんぱく質がメイン

・穀物不使用または少ない

・ミネラル成分を適正に調整

・カロリーが高すぎない

その理由について解説していきます。

動物性のたんぱく質をメインに

避妊・去勢後に与えたいフードは、高タンパク(30%以上)であっても、その質が重要になってきます。

猫はもともと肉食なので主原料が魚やチキンなどの「肉」であることがベストです。

「つなぎ」や「コストカット」や「形成」のために、本来主食ではなかった穀類が主原料として使われているフードはまず避妊・去勢後に与えたいフードとしては適切でないと考えます。

穀物不使用または少ない方がよい

小麦などの穀物不使用(グレインフリー)がよいとされるのは、アレルギーを持つ猫がいるからという以外に、穀物は猫が消化しにくく、穀物たんぱくは太りやすいということが挙げられます。

食物繊維で腸内環境をよくする目的と栄養バランスのために、猫が消化しやすいかばちゃや、豆類を使用しているフードがありますので、なるべくそちらを選んでいただきたいです。

ミネラル成分を適正に調整

特にオス猫の尿路結石に関係があることですが、ミネラルバランスを調整することにより、尿路結石が形成されにくくなるとされています。ミネラル分が高すぎたり偏りがあったりするとPhバランスがくずれ、尿路結石ができる原因になるともいわれています。

*ミネラルは主にカルシウム・リン・マグネシウムのことを指します。1.2:1:0.1の割合がよいとされていますので、わかりにく場合は「ミネラルバランス調整済」や「マグネシウムの量を調整」「尿路ケアに配慮」「下部尿路疾患に配慮」などと記載されている商品を選ぶとよいでしょう。

カロリーが高すぎない

カロリーは決して「低カロリー」ではなく、あくまで「高すぎない」ということが大切です。

それは、猫が健康に生きていき上である程度のエネルギーは必要で、普通と言われる値は360~380kcalと言われています。

こちらのサイトでご紹介している商品については、380kcal以上の高すぎるフードはないのですが、通常のフードですと400kcal超えなどもふつうにありますので、避妊・去勢した太りやすい猫は、そういった商品には気を付ける必要があると覚えておく程度で大丈夫です。

カロリーとも密接に結びついてるのが脂質です。

では、脂質を減らせば太る心配はない?カロリーが抑えられる?

そこは、人間のダイエットとは違うところで、

猫はたんぱく質と脂質をエネルギー源としているので、太り気味だから脂質が低いフードをとか、避妊・去勢後だから脂質は抑えた方がという考えは危険です。

「猫の元気がない」なんていうときは、もしかしたらフードで過度な減量をしてしまっている可能性も。

猫に必要な脂質は元来、肉や魚に含まれていますので、そういった意味でも、主原料は肉や魚であって欲しいと思っています。

通常、脂質の最適分量としては10~15%程度とされています。

避妊・去勢後のキャットフードおすすめ【まとめ】

避妊・去勢後のキャットフードの選び方について見てきましたが、目に見える数値的には、あまり差はないと思います。総合栄養食とされているキャットフードには基準があるので、その数値に間違いはないからです。

ですが、原材料を見た時に違いが見えてきます。

チキンや魚が主原料のトップにきているか、脂は何が使われているのか、穀類が多く使われていないかなど、購入したいと思ったフードの公式サイトや店頭でパッケージのサイドや裏側を見て確認してみてください。

避妊・去勢した後も元気に過ごせるように、まずはフード選びから気をつけてあげたいですよね。

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この記事を書いた人

吉本順一(ペットフードアドバイザー1級取得)

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